
メディアユニバーサルデザイン(MUD)をご存じですか?
──伝えたいことを、正しくとどけるために
人は情報の87%を視覚から得ています。
しかし、デザイン・文字の大きさ・フォント・色使いなどに配慮されていない情報が多く、情報を読み取れずに不便を感じている高齢者・弱視者・色覚障がい者、また子どもや外国の人が多く存在します。
そして、視覚から得ている情報には、あらゆる人にとって重要な情報が存在します。

▼あらゆる人にとって重要な情報


だからこそ、情報を発信する側は、
伝えたい情報を、より多くの方の理解を得るために最適化することがとても重要!
その配慮事項が、メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)です。

»MUDアドバイザーとは…
MUD教育検定(老眼や白内障の中・高齢者や色覚障がいの方々などにもわかりやすい印刷物、Web、サインなどを、制作・発注できる知識・技術を習得することを目的にしています。)の認定資格です。






ユニバーサルデザイン7原則をもとに「情報」の特製にフォーカスしたものです。
次のような事例について、MUDの検討・実施、社内ガイドラインの検証等を行っています。
●看板・サイン
●ウェブコンテンツ
●印刷物
高齢者・弱視者・ディスクレシア(読み書き障がい)などに配慮されたフォントを積極的に使います。
誰もが見やすく読みやすいと評価されているフォントを用います。
●視認性…文字一つ一つの構成要素を視認し易くする
●判読性…判読しやすく、他の文字との判別を分かりやすくする
●デザイン性…シンプルさ、美しさ、整理、整合性をもつ
●可読性…文字列としての単語・文章の読みやすさ
日本全国に320万人いる色覚障がい者に配慮した色表現も必要です。
色覚障がい者といわれる人は、日本人の男性約20人に1人、女性約500人に1人の割合でいるといわれております。
色覚障がい者の大多数は、赤の波長か緑の波長も感じる視神経に異変が生じています。
総合的な工夫〈一例〉
●多くの人が識別しやすい色の組み合わせをする
●隣接する色は明度差をつける
●隣接する色の色相は、多くの人の見え方を考えて配色する
●より快適・便利に使いやすくするための工夫
→施設の案内図にトイレの表示をする際、その形状や付近のアクセスの情報があれば障がい者にとって便利です。
●内容がより理解しやすい表現や構成
→難しい漢字にはふりがなをつける。難しい用語には説明をつける。言語に頼らずに内容が理解できる、イラスト・マーク(ピクトグラム)・写真を使用した表現。ローマ字や各国語の表示


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